映画『ゴッドファーザー』のロケ地はここ!

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マリオ・プーゾによる同名小説をフランシス・フォード・コッポラが映画化したマフィア映画の金字塔『ゴッドファーザー』シリーズ。

ニューヨークのマフィア社会を描いた一大叙事詩ですが、イタリアのシチリア島も印象的な舞台として登場します。

今回は、3部作中の第1作『ゴッドファーザー』のロケ地を18ヶ所紹介します。

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  1. 映画『ゴッドファーザー』の紹介
  2. 映画『ゴッドファーザー』のロケ地18選
    1. ①ドン・コルレオーネの屋敷
    2. ②【パラマウント・ピクチャーズ・スタジオ】トムがウォルツに接触する映画スタジオ
    3. ③ジャック・ウォルツの屋敷
    4. ④【ホテル・エジソン】ルカがソロッツォとタッタリアのいるバーに向かう廊下
    5. ⑤ドンがソロッツォの手下に銃撃される通り
    6. ⑥【ラジオシティ・ミュージックホール】マイケルとケイがデートを楽しむ映画館
    7. ⑦【セント・レジス・ニューヨーク】マイケルとケイが滞在していたホテル
    8. ⑧【ニューヨーク・アイ・アンド・イヤー・インファーマリー】ドンが入院する病院
    9. ⑨【クイーンズボロ橋】マイケルを乗せたソロッツォの車が急ターンする橋
    10. ⑩マイケルがソロッツォとマクラスキー警部を射殺するイタリアンレストラン
    11. ⑪【フロイド・ベネット・フィールド】ソニーが射殺される料金所
    12. ⑫【トロピカーナ・リゾート&カジノ】マイケルがモー・グリーンと商談を行うホテル
    13. ⑬【ファースト・カルバリー墓地】ドンの葬儀が行われる墓地
    14. ⑭【セント・パトリック旧大聖堂】【無原罪聖母ミッション教会】コニーの息子の洗礼式が行われた教会
    15. ⑮【ニューヨーク郡裁判所】警察官に扮したアル・ネリがバルジーニを射殺する階段
    16. ⑯【バール・ヴィテッリ】アポロニアの父が経営するバル
    17. ⑰【サン・ニコロ教会】マイケルとアポロニアが結婚式を挙げる教会
    18. ⑱【デリ・スキアヴィ城】アポロニアが乗った車が爆破されるマイケルの屋敷

映画『ゴッドファーザー』の紹介

ニューヨーク5大ファミリーの一角で最大の勢力を誇るイタリア系マフィア、コルレオーネ・ファミリーのボス、ドン・ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)。

ある日、麻薬密売人バージル・ソロッツォ(アル・レッティエリ)が、政界や警察に顔が利くドンのコネに期待して仕事を持ちかけてきます。

それを断ったことによりドンはソロッツォに命を狙われ、街頭でソロッツォの部下に銃弾を浴びせられますが、一命を取り留めます。

ソロッツォの後ろには5大ファミリーの1つ、タッタリア・ファミリーがおり、ドンの復讐に出るか全面戦争を避けるかで揉めるコルレオーネ・ファミリー。

そんな中、末の息子マイケル(アル・パチーノ)は、ソロッツォは必ずドンの命を狙いにくると言い、ソロッツォ殺しを買って出ます。

この大役を果たしたマイケルは、身を隠すため父の故郷シチリア島コルレオーネ村へ。

タッタリアとの抗争が続く中、ドンが退院。5大ファミリーの会合を開き、和解を成立させます。

アメリカに戻ったマイケルのもと再び勢力を拡大しようかというコルレオーネ・ファミリーでしたが、ドンが倒れて亡くなってしまいます。

父の死を受け、マイケルはライバルのボスたちを一度に殺害する計画を実行。

新たな「ドン」としてコルレオーネ・ファミリーを率いていくことになります。


1973年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、脚色賞の3部門を受賞。

1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録されるなど、伝説的な作品となりました。

シチリア島のロケ地は今でもファンの間で聖地とされています。

1972年製作/175分/アメリカ
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートンほか

映画『ゴッドファーザー』のロケ地18選

基本的に映画に登場した順番でアメリカ→イタリアの順に紹介します!

①ドン・コルレオーネの屋敷

ドン・コルレオーネの娘コニー(タリア・シャイア)の結婚パーティーの場面から始まる本作。

その後もたびたび登場するドンの屋敷は、ニューヨーク・スタテンアイランドにある民家で撮影されました。

ロングフェロー・アベニューの道路上に門を設置し、実際の敷地よりも広い屋敷として撮影されました。

【所在地】110 Longfellow Ave, Staten Island, NY 10301 アメリカ合衆国

②【パラマウント・ピクチャーズ・スタジオ】トムがウォルツに接触する映画スタジオ

ドンの友人であるジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)に映画の主役を与えるため、ハリウッドに派遣されたトム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)。

映画プロデューサーのジャック・ウォルツ(ジョン・マーリー)に会うために訪れた「ウォルツ・インターナショナル映画」は、本作の配給会社「パラマウント・ピクチャーズ」のスタジオです。

映画では、メルローズ・アベニューにある正門ではなく、ノース・ガワー・ストリートにある入り口が使われています。

ハリウッドに場面が移るインサート映像では、「ハリウッド・ユナイテッド・メソジスト教会」や「グローマンズ・チャイニーズ・シアター」が確認できますね。

【所在地】5555 Melrose Ave, Los Angeles, CA 90038 アメリカ合衆国

③ジャック・ウォルツの屋敷

ウォルツがトムを招いた広大な屋敷の外観と庭園は、ロサンゼルスの高級住宅街ビバリーヒルズにある邸宅で撮影されました。

【所在地】1011 N Beverly Dr, Beverly Hills, CA 90210 アメリカ合衆国

一方、ウォルツが60万ドルする愛馬の頭を発見するショッキングなシーンの撮影はニューヨーク。

この寝室はロングアイランドにある歴史的建造物「ファレーズ」内のものです。

【所在地】127 Middle Neck Rd, Sands Point, NY 11050 アメリカ合衆国

④【ホテル・エジソン】ルカがソロッツォとタッタリアのいるバーに向かう廊下

タッタリア・ファミリーへの接触をドンに依頼されたルカ・ブラージ(レニー・モンタナ)。

ソロッツォ、ブルーノ・タッタリア(トニー・ジョルジオ)と待ち合わせをするバーに至る廊下は、マンハッタンの「ホテル・エジソン」で撮影されました。

この通路、今は階段がなくなりスロープになっているそうです。

ルカが絞殺される店内のシーンは別の場所。ブルックリンの「ホテル・セント・ジョージ」にあったバーが使われたとのこと。

【所在地】228 W 47th St, New York, NY 10036 アメリカ合衆国

⑤ドンがソロッツォの手下に銃撃される通り

ドンがソロッツォの手下に銃撃される場所は、マンハッタンにあるモット・ストリートです。

ドンが設立したオリーブオイルの会社「ジェンコ」を出て青果店でフルーツを買っているところを襲われました。

ジェンコがあった「ミーツ・ビル」はチャイナタウンの一角にあり、現在は中国系のマーケットになっています。

また、青果店だった向かいの店も中国系の食品雑貨店になっています。

【所在地】128 Mott St, New York, NY 10013 アメリカ合衆国

【所在地】137 Mott St, New York, NY 10013 アメリカ合衆国

⑥【ラジオシティ・ミュージックホール】マイケルとケイがデートを楽しむ映画館

マイケルとケイ(ダイアン・キートン)が映画館デートを楽しむシーンで使われるのは、マンハッタンにある「ラジオシティ・ミュージックホール」です。

この映画館を出たところでマイケルはドンが銃撃されたことを知ります。

ラジオシティ・ミュージックホールは、映画を上映することもありますが、基本的にはコンサートやステージショーなどで利用される劇場です。

ちなみに2人が観た映画は『聖メリーの鐘』という設定です。

【所在地】1260 6th Ave, New York, NY 10020 アメリカ合衆国

⑦【セント・レジス・ニューヨーク】マイケルとケイが滞在していたホテル

マイケルとケイがホテルで夕食を取るシーンは、マンハッタンの5つ星ホテル「セント・レジス・ニューヨーク」で撮影されました。

また、映画のクライマックスでクレメンザ(リチャード・S・カステラーノ)がエレベーターから降りてきたストラキ(ドン・コステロ)を射殺するのもこのホテル。

【所在地】Two E 55th St, New York, NY 10022 アメリカ合衆国

⑧【ニューヨーク・アイ・アンド・イヤー・インファーマリー】ドンが入院する病院

ドンが入院する病院内の撮影には、マンハッタンにある「ニューヨーク・アイ・アンド・イヤー・インファーマリー」が使われました。

現在もある眼科・耳鼻咽喉科の病院ですが、建物は建て替えられてしまっているようです。

【所在地】310 E 14th St, New York, NY 10003 アメリカ合衆国

⑨【クイーンズボロ橋】マイケルを乗せたソロッツォの車が急ターンする橋

ソロッツォとマクラスキー警部(スターリング・ヘイドン)を銃殺する計画を立てたマイケルとコルレオーネ・ファミリー。

マイケルを乗せたソロッツォの車が尾行を振り切るために急ターンする橋は、マンハッタンとクイーンズを結ぶ「クイーンズボロ橋」です。

ちなみにマイケルがソロッツォの迎えを待つ場所にある「ジャック・デンプシーズ・ブロードウェイ・レストラン」は、マンハッタンに実際にあったレストランですが、1974年に閉店してしまいました。

【所在地】Ed Koch Queensboro Bridge Path, New York, NY 10044 アメリカ合衆国

⑩マイケルがソロッツォとマクラスキー警部を射殺するイタリアンレストラン

マイケルがソロッツォとマクラスキー警部を射殺するイタリアンレストラン「ルイズ」。

緊迫感溢れる名シーンが撮られたのは、ブロンクスにあるレストランでした。

レストランはなくなってしまいましたが、建物は現在も使われています。

【所在地】3531 White Plains Rd, Bronx, NY 10467 アメリカ合衆国

⑪【フロイド・ベネット・フィールド】ソニーが射殺される料金所

ソニー(ジェームズ・カーン)は義弟のカルロ(ジャンニ・ルッソ)がふたたび妹コニーに暴力を振るったことに激昂し、1人で屋敷を飛び出します。

その隙を狙われ、ハイウェイの料金所で無残に殺されてしまいます。

この料金所は、使われなくなった飛行場「フロイド・ベネット・フィールド」に撮影のために設置されたものです。

現在はキャンプ場やスポーツ施設がある公園になっています。

ちなみに、退院したドンが家まで運ばれるシーンでも同じ道路が一瞬映されます。

【所在地】3159 Flatbush Ave, Brooklyn, NY 11234 アメリカ合衆国

⑫【トロピカーナ・リゾート&カジノ】マイケルがモー・グリーンと商談を行うホテル

ドンの跡を継いだマイケルは、ファミリーのラスベガス移転を計画します。

カジノビジネスの大物、モー・グリーン(アレックス・ロッコ)と商談を行うホテルは、ラスベガスの「トロピカーナ・リゾート&カジノ」です。

老舗のリゾートホテルでしたが、2024年に営業終了。建物は取り壊され、2028年にメジャーリーグ・アスレチックスの新スタジアムが建設される予定です。

【所在地】3801 Las Vegas Blvd S, Las Vegas, NV 89109 アメリカ合衆国

⑬【ファースト・カルバリー墓地】ドンの葬儀が行われる墓地

孫と遊んでいるときに突如倒れて亡くなったドン。

その葬儀が行われた墓地は、クイーンズにある「カルバリー墓地」です。

道路を挟んで4つの区画に分かれている広大な墓地で、撮影に使われたのはチャペルがある「ファースト・カルバリー墓地」です。

【所在地】Greenpoint Ave, Long Island City, NY 11101 アメリカ合衆国

⑭【セント・パトリック旧大聖堂】【無原罪聖母ミッション教会】コニーの息子の洗礼式が行われた教会

マイケルが名付け親(ゴッドファーザー)になる、妹コニーの息子の洗礼式シーンは、マンハッタンの「セント・パトリック旧大聖堂」で撮影されました。

同じくマンハッタンに、1878年に完成した現在の大聖堂があります。

【所在地】263 Mulberry St, New York, NY 10012 アメリカ合衆国

教会の外観にはまったく別の場所が使われました。

スタテンアイランドにある「無原罪聖母ミッション教会」です。

この教会は本作の撮影後まもなく焼失してしまいましたが、ファサードだけ残され、ひと回り小さな建物が再建されています。

【所在地】Hylan Blvd, Staten Island, NY 10309 アメリカ合衆国

⑮【ニューヨーク郡裁判所】警察官に扮したアル・ネリがバルジーニを射殺する階段

映画のクライマックス、コルレオーネ・ファミリーは5大ファミリーのほかのボス全員とモー・グリーンの同時暗殺計画を実行します。

マイケルの手下、アル・ネリ(リチャード・ブライト)は警察官に扮してバルジーニ(リチャード・コンテ)を射殺。

バルジーニが階段を転げ落ちるシーンが撮られたのは、マンハッタンの「ニューヨーク郡裁判所」の入り口です。

【所在地】60 Centre St, New York, NY 10007 アメリカ合衆国


ここからはマイケルが身を隠したイタリア・シチリア島のロケ地を紹介!

映画ではコルレオーネ村で過ごした設定ですが、実際の撮影はコルレオーネでは行われていません。

村の外観として登場するモッタ・カマストラや村の内部として使われるフォルツァ・ダグロなど、島内のさまざまな場所で撮影されました。

⑯【バール・ヴィテッリ】アポロニアの父が経営するバル

コルレオーネに到着するや否や、村の美女アポロニア(シモネッタ・ステファネッリ)に一目惚れするマイケル。

アポロニアの父にマイケルが結婚を申し出るバルは、サヴォカにある「バール・ヴィテッリ」です。

その後の会食で2人が見つめ合うシーンもこのバルのテラスで撮影されています。

ゴッドファーザーファンの聖地のようなお店で、店内には撮影当時の写真などが飾られているそうです。

【所在地】Piazza Fossia, 7, 98038 Savoca ME, イタリア

⑰【サン・ニコロ教会】マイケルとアポロニアが結婚式を挙げる教会

マイケルとアポロニアが結婚式を挙げる教会もサヴォカにあります。

2人はこの教会を出て村を練り歩き、村の人々に祝福されます。

【所在地】Via S. Nicolò, 4, 98038 Savoca ME, イタリア

⑱【デリ・スキアヴィ城】アポロニアが乗った車が爆破されるマイケルの屋敷

マイケルがシチリア島で過ごす屋敷は、また別の町にあります。

カターニア県フィウメフレッドにある「デリ・スキアヴィ城」は、18世紀に建てられた貴族の邸宅で、現在も個人所有の民家です。

アポロニアが乗った車が爆破されるショッキングなシーンもこの屋敷の庭が使われていますね。

【所在地】Via Marina, 95013 Fiumefreddo di Sicilia CT, イタリア

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