児童文学の名著『ぼくとテスの秘密の七日間』を実写化した映画『恐竜が教えてくれたこと』。
オランダにある小さな島、テルスヘリング島を舞台に撮影された、風景の美しい作品です。
今回は、映画『恐竜が教えてくれたこと』のロケ地を7つ紹介します。
映画『恐竜が教えてくれたこと』の紹介
「地球最後の恐竜は自分が最後だということを知っていたのか」とか「ゴキブリは頭がなくても9日間も生きる」とか、ちょっと変わったことに興味を持つ11歳の少年サム(ソンニ・ファンウッテレン)。
家族で夏のバカンスを過ごすため、オランダ北部の小さな島へやって来ます。
そこで母親と2人暮らしの不思議な少女テス(ヨセフィーン・アレンセン)と出会ったサムは、彼女の魅力に惹かれていきます。
テスに生き別れた父親がいることを知ったサムは、父親と会うための作戦に協力することに。
オランダの児童文学作家アンナ・ウォルツ『ぼくとテスの秘密の七日間』を映画化した作品ですが、原作のテッセル島から同じ西フリースラント諸島のテルスヘリング島に舞台が変更されています。
2019年製作/84分/オランダ
監督:ステフェン・ワウテルロウト
出演:ソンニ・ファンウッテレン、ヨセフィーン・アレンセン、ユリアン・ラス、ティーボ・ヘリッツマ、スーザン・ボーハールトほか
映画『恐竜が教えてくれたこと』のロケ地7選
①テスの母親が働く診療所
足を怪我したサムの兄ヨーレ(ユリアン・ラス)が連れて行かれた診療所。
2つの建物を繋ぐアーチ型のゲートが特徴的な民家です。
手を怪我したテスの父ヒューホ(ヨハネス・キーナスト)が治療を受けたのも、テスの母イダ(イェネフェル・ホッフマン)が働くこの診療所でした。
【所在地】Duinweg 17, 8881 DA West-Terschelling, オランダ
②サムがテスに初めて出会うテスの家
テスの家は診療所から目と鼻の先にあります。
ここで偶然テスと出会ったことにより、サムのバカンスは思いもしない展開を迎えます。
背後に見える特徴的な塔は、ブランダリス灯台。
1594年に建てられたオランダで最も古い灯台で、テルスヘリング島のシンボルになっています。
家の斜め向かいには、キベリング(鱈のフライ)の屋台があったくぼ地も確認できます。
【所在地】Zwarteweg, West-Terschelling, オランダ
③サム一家が泊まるコテージ
サムが家族と一週間のバカンスを過ごす家は、ワッデン海を見下ろす小高い丘の上にあります。
ワッデン海はオランダ、ドイツ、デンマークにまたがる干潟の海で、世界遺産に登録されています。
【所在地】Burgemeester van Heusdenweg 38, 8881 EE West-Terschelling, オランダ
④サムの父と兄が本土から戻ってくる船着場
足のレントゲンを撮るためにオランダ本土に戻ったサムの兄ヨーレと父が、また島に戻ってくる船着場です。
実際のフェリーターミナルが使われていますが、とにかくたくさんの人が船から降りてきます。
【所在地】8881 BC West-Terschelling, オランダ
⑤サムが自転車を借りるレンタルサイクル店
テスが父ヒューホを誘うつもりだったピクニックに、ひょんなことから同行することになったサム。
サムが自転車を借りるシーンは、実際に営業しているレンタルサイクル店で撮影されました。
映画に店の外観は出てきませんが、遠くに見える海沿いの様子からその位置が分かります。
【所在地】Willem Barentszkade 45, 8881 BD West-Terschelling, オランダ
⑥サムとテスが自転車で別々に帰る分かれ道
ヒューホに断られてしまい、2人でピクニックをすることになったサムとテス。
帰りに2人が無言で別れて行くさびしいシーンが撮られた分かれ道です。
本作のロケ地の多くはテルスヘリング島の西部にありますが、このシーンは東部で撮られたことが分かります。
【所在地】8897 HD Oosterend, オランダ
⑦不思議な老人ヒレの家
1人でいる訓練の2日目、サムは海で拾われたとものが雑然と並べられた不思議な小屋にたどり着きます。
このときは日焼けした髭もじゃ老人ヒレ(ハンス・ダーヘレット)を見て逃げ帰ってしまいますが、のちに干潟で脚を取られて動けなくなったサムはヒレに助けられます。
妻に先立たれたヒレが1人で暮らすこの家は、「セインフイシェ」という現在も営業している宿泊施設のようです。
【所在地】8881 DA West-Terschelling, オランダ
その他
テスが父親のヒューホと初めて出会い、クライマックスでは心温まるパーティー開かれる本作の重要なロケ地、貸別荘「ラ・カーサ」の場所はGoogleマップなどで特定ができませんでした。
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