アンディ・ラウとトニー・レオンが共演した、2002年製作の映画『インファナル・アフェア』。
多くの賞を受賞し、ハリウッドでリメイクされるなど話題になった香港映画です。
今回は、映画『インファナル・アフェア』のロケ地を7つ紹介します。
映画『インファナル・アフェア』の紹介
舞台は1991年の香港。
スパイとして警察へ送り込まれたマフィアのラウ(アンディ・ラウ)と、潜入捜査官としてマフィア組織に入ったヤン(トニー・レオン)。
2人は正体を隠したまま、それぞれの組織で頭角を現していきます。
潜入開始から10年後、大規模な麻薬取引の捜査をきっかけに2人の人生が複雑に交錯していく、サスペンスドラマです。
2003年には、2人の若き日を描いた『インファナル・アフェアⅡ 無間序曲』、本作のその後を描いた『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』が製作され、3部作になりました。
2006年にマーティン・スコセッシが監督し、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンが主演した『ディパーテッド』としてハリウッドリメイクされ、アカデミー賞で作品賞、監督賞など4部門を受賞。
日本でも、2012年に本作をモチーフにしたテレビドラマ『ダブルフェイス』が製作されました。
2002年製作/102分/香港
監督:アンドリュー・ラウ
出演:アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァンほか
映画『インファナル・アフェア』のロケ地7選
①【萬佛寺】マフィアの若者たちが集められる冒頭シーンの寺院
映画の冒頭、マフィアのボスであるサム(エリック・ツァン)が警察に送り込む若者たちを集めて訓示するシーンのロケ地。
ヤンを初めとする若者たちは、ここでサムと盃を交わします。
20世紀中頃に創設されたこの寺院は、本作で一躍有名になりました。
映画でも映される独特な表情とポーズをした金ピカの像が1万体以上並ぶという、かなりユニークなお寺です。
【所在地】香港新界沙田排頭村221號
【アクセス】「沙田」駅から徒歩約6分
②【Space Audio 無間音響】ラウとヤンがお互いの素性を知らずに出会うオーディオショップ
警察とマフィアそれぞれで順調にキャリアを積んだラウとヤン。
用心棒としてヤンが店番をしているオーディオショップにラウがスピーカーを買いに来たことで2人は出会います。
このときはまだお互いの素性を知りませんが、2人が「特別な関係」になることを暗示する重要なシーンです。
ロケ地は、深水埗(シャムシュイポー)の電気街・鴨寮街(アプリウストリート)に実際にあるオーディオショップで、現在も営業しています。
【所在地】香港 San Po Kong, Tai Yau St, 33號佳力工業大廈18樓04室
【アクセス】「鑽石山」駅から徒歩約9分
③【百祥大廈】タイの売人と麻薬取引をするビル
サムがタイの売人と麻薬取引をするビルです。
ラウが斜向かいのビルから見下ろすシーンが印象的なこのビルは、旺角(モンコック)の花園街と山東街の交差点にあります。
【所在地】41B號 Fa Yuen St, Mong Kok, 香港
【アクセス】「旺角」駅から徒歩約5分
④【粤海投資大廈】ウォン警視が落下するビル
ウォン警視(アンソニー・ウォン)がタクシーへ落下するショッキングなシーンが撮られたビル。
上環(ションワン)にある「粤海投資大廈」というオフィスビルです。
【所在地】148 Connaught Rd Central, Sheung Wan, 香港
【アクセス】「上環」駅から徒歩約2分
⑤【海港城港威商場】ヤンがラウを尾行する裏道
ここからはややマニアックなロケ地を紹介します。
ヤンがラウを尾行し、2人の正体が暴かれるかというスリリングなシーン。
広東道にある「海港城港威商場」というショッピングモールの1階部分が撮影場所のようです。
【所在地】25 Canton Rd, Tsim Sha Tsui, 香港
【アクセス】「尖沙咀」駅から徒歩約8分
⑥【三湘九龍湾貨運中心】ラウがサムを射殺する物流センター
映画の終盤、ラウがサムを裏切ることで物語は新たな展開を迎えます。
ラウとヤンが協力して突き止めるサムの倉庫。
その外観として映されるのが、大きな螺旋状のタワーが特徴的なこの物流センターです。
【所在地】59-63 Tai Yip St, 香港
【アクセス】「九龍湾」駅から徒歩約15分
⑦【鯉魚門公園及度仮村】若き日のラウとサムが学んだ警察学校
潜入捜査官になるためにヤンが「退学」させられる警察学校が、序盤の回想シーンで出てきます。
この公園内で撮影されたそうですが、現在は撮影当時からかなり変わっており、正確な場所を特定するのは難しいようです。
【所在地】75 Chai Wan Rd, Sai Wan Shan, 香港
【アクセス】「鯉魚門公園」バス停下車
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